人々は子供にフレンドリーで、料理は辛くなく優しい味わいのものが多いベトナム。
子連れ旅行に向いている国だと言えますが、いざ旅行となると何かと心配事が多いのも事実。
また、最近では母娘での旅行も流行っています。
■子供中心のスケジューリング
疲れが出ないようゆったりしたスケジュールを組むことを心がける。観光をするなら、比較的過ごしやすい気温の午前中か夕方がおすすめ。
■ホテル選び
プールやキッズルーム等の施設、ベビーベッドや湯沸かし器の有無を確認しておく。
■情報収集
おむつを替えられる場所や授乳場所、日本語(または英語)が通じる病院の場所などを事前にチェックしておく。
現地空港からホテルまでは、バス、タクシー、ツアー専用車といった手段があります。
中でもおすすめはツアー専用車。日系旅行会社に手配してもらえば、現地係員がお出迎えして、安全にホテルまで送りとどけてくれます。
ちなみに、最安値はバスですが、ベトナム語しか通じないですし、地理感覚がなければ、どこで降りるのが一番ホテルから近いのかも分かりません。
空港到着ロビー周辺には、現地ツアーガイドを装って、適当に観光したあと高額な料金を要求する輩もたくさんいます。
カタコトの日本語で声をかけてきて、「半日観光アルヨ」などと近寄ってきますが、こちらはすべて無視してください。
ここは東南アジアのベトナムであって、日本ではありません。
ベトナムは世界の中でも治安は良い方ですが、ひったくりや置引などの被害は多発しています。
たすきがけのポーチは特にひったくられるターゲットとなります。
また、アイフォンやスマホを道端でやたらと出すのも危険です。
日本では当たり前でも、レストランの席にバッグを置いて場所を確保するのもやめましょう。
万が一トラブルに見舞われた場合は、日本国総領事館に向かってください。
観光スポット巡りをする際の移動手段は、専らタクシーとなります。ベトナムには市内を走る電車がありません。
バスは言葉の壁がありますし、バイクタクシーはトラブルが絶えません。
市内にはタクシーがたくさん走っているので、観光エリアであれば、流しのタクシーを捕まえるのに苦労はしないはず。
ただし、タクシーに乗る際は、メーターが動いているかをきちんと確認してくださいね。
まず紹介するのは南部ホーチミン。
ホーチミンには世界遺産がありませんので、観光スポットは主に寺院や博物館。
それ以外には「癒し」をテーマにした母娘旅行がおすすめです。
ベトナムの歴史といえば、真っ先に思いつくのが「ベトナム戦争」。
博物館でもやはりベトナム戦争や、革命家ホー・チ・ミンを題材にしたところがほとんどです。
ベトナム戦争の終結が1975年で、当時は世界で大々的に放送されていましたので、ご両親にとっては懐かしい場面もあるかと思います。
仏教大国であるベトナム。ホーチミン市内にも寺院は点在しておりますが、その多くは5区6区のチョロン(中華街)です。
華人が多くあつまるので、寺院や集会所が多数あり、現在でも参拝に行く現地人で絶えません。
ただし、チョロンは貧富の差も激しく、治安がいいとは言えません。
また、冷房が効いたカフェなども少ないため、休憩するときに困る難点もあります。
両親がご年配であれば、朝の早い時間に行って、昼前には市内中心に帰ってくるのがおすすめです。
「インドシナ」、「愛人(ラマン)」といったベトナムを舞台にした映画のロケ地巡りも支持を得ています。ご両親ならば知っている人もいるでしょう。
どちらもホーチミン中心及びチョロンがロケ地となっているので、半日で現場を巡ることもできます。
母娘の親子旅行であれば、是非ともベトナムエステを楽しんでいってほしいところです。
日本ではなかなか行けませんが、ベトナムではとてもリーズナブル。
ただし、安いお店だと、高額なチップを要求されたり、チープな技術であったりと、サービスに満足はできません。そこで、ホーチミンタウン情報では自信を持っておすすめできるエステ店をご紹介しています。
ベトナムではオーダーメイドも人気。洋服、ジャケット、コート、そしてベトナム衣装のアオザイなども可能。
生地から寸法、刺繍といったデザインをすべてご自身で決めることができます。
また、お父さんにスーツを新調するのはいかがでしょうか。質の良い生地で作ったオーダーメイドスーツは長く使い続けることができます。
海外旅行では「食」の楽しみも欠かせませんね。
親子で来るからには、ちょっと奮発しておいしい料理を楽しみたいところです。
また、ベトナムはフランス統治の名残から、フランス料理店もいくつかあります。日頃ワンコインで済ましている食事も、このときばかりは豪華にしてみてはいかがでしょうか。
ハリウッド俳優のブラッド・ピット&アンジェリーナ・ジョリー夫妻がお忍びでやってきたレストラン。1区ドンコイ通りから歩いて10分程度です。
ベトナム料理や中華の創作料理が楽しめ、味は誰もが舌鼓をうちます。
また、古風な雰囲気も印象的で、奥にはソファ席も完備。親子ならではの長話も弾むのでは?
ホーチミン郊外はメコンデルタ地方、タイニン省、ブンタウといった観光エリアがあります。
ただし、自力で行くのであれば移動手段はバスしかないので、ベトナム語が分からない場合はハードルが高いです。
年配の親を連れているのであれば、安全快適に行きたいところなので、ツアーを利用しましょう。
世界遺産の町ホイアン。トゥボン川ではかつて交易船が行き交っていました。江戸時代には日本人も多く渡来しました。2万ドン札にも描かれている橋は「日本橋」。
ホイアンの中心に位置する象徴的存在です。世界遺産の古き良き町を散歩して、時間を忘れてゆっくりと過ごしてください。日頃会社や家事に疲れた体を癒すにはもってこいのエリアとなります。
阮朝王宮をはじめ、阮朝(グエン王朝)が栄えたときに作られた建築物は世界遺産にも指定されています。建築物は中国建築であったり、フランス建築であったりと、時代の移り変わりを示しているのが特徴。
また、フエ料理はフォーや生春巻きとは一線を画す人気料理。本場の味を確かめてみてください。
こちらも世界遺産。ホイアンもしくはダナンからバスツアーが催行しています。ミーソンはかつて栄華を極めたチャンパ王国の聖域として知られています。
仏教国であるベトナムとは裏腹に、チャンパはヒンドゥー教シヴァ派信仰でした。
お馴染みのシヴァ神、パールバティ、ガネーシャ、ガルーダといった像もありますが、多くはベトナム戦争時に破壊されてしまいました。現在も復旧、発掘作業が進んでいます。
いかがでしたか。冒頭でご説明しましたが、親子で行くならば「安全」をモットーに。エリアによって楽しみ方が変わってきますので、事前に都市情報は把握しておきましょう。
友達同士や恋人で訪れる旅行とは、また一味違った楽しみ方が見つかるかと思います。
以上、ホーチミンタウン情報がお届けしました!