せっかく旅行に来たのに、トラブル続きだとうんざりしてしまいます。
よく起こるトラブルは注意すれば防げるものばかりなので、未然に防ぐよう心がけてください。
空港で最も多いトラブルは悪質なタクシーに乗ってしまうことです。
タクシー会社ではない個人でタクシー業を営んでいる人の客引きが非常に多いです。
有名なタクシー会社のロゴ真似ていたりと、巧妙にカモフラージュしている悪徳業者もいます。
空港の到着ロビーを出ると、英語やカタコトの日本語で話しかけてきて、自分のタクシーに乗せようとする人には付いていかないようにしてください。
ドライバーによっては市内観光をすると言ってくる人もいますが、高額になることが多いのでやめた方がいいです。
相場を知らない観光客を狙って、高額な料金を要求する悪質なドライバーがほとんどです。
【対処方法】
完全に無視しましょう。日本人は話しかけられるとつい話を聞いてしまいがちですが、手をつかまれて半ば強引に誘われることもあります。何も話さない方がいいです。
安い金額を提示する客引きも多いですが、たいていチップを別に要求されたり、頼んでもいないのに勝手に観光地を回り手数料を請求されることもあります。
移動は信頼できるタクシー会社(VINASUN、MAILINH)のみ利用してください。最近は、タクシーよりも安価なGrabでのアプリ配車手配も一般的となっています。
街中ではひったくりやスリに注意してください。
手提げかばんは避けて、リュックを背負うかショルダーバッグをたすき掛けにしましょう。
また、日本語で話しかけてくる人を安易に信頼してはいけません。
観光を買って出るバイクに乗ったおじさんなどいますが、大体が高額です。
お土産屋さんなどに連れていかれるとグルになって相場より高い金額で買わされることもあります。
ベトナムの食堂、屋台で食べられる料理は必ずしも衛生的とはいえません。普段食べなれない料理はついつい食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。
それでお腹を壊してしまうこともあります。食あたり以外にも、デング熱など、虫さされが原因で病気になってしまう場合もあります。
飲み水は必ずミネラルウォーターを飲むように心がけ、虫よけ対策も十分に行ってください。
【対処方法】
病気になってしまった場合、日系の病院もあるため慌てずに連絡し、行動しましょう。
国際病院も市内にいくつかあります。海外旅行保険によるキャッシュレス対応の病院を事前に確認しておいた方が安心です。
国際病院や日系の病院はいずれも高額なため、日本以上の治療費を徴収されてしまいます。
ベトナムでも救急車を呼ぶことはできますが、有料であるのに加え、ベトナム語しか通じず、どこに搬送されるかもわかりません。
具合が悪く病院に行く場合は、ホテルや店のスタッフにタクシーを呼んでもらうのがいいでしょう。
詐欺や盗難などの被害にあった人が警察に通報をして、犯人を捕まえてもらってお金が返ってきたなどという話は、残念ながらあまり聞いたことがありません。
旅行者の方はくれぐれも行動には気をつけるように、未然に防ぐよう心がけましょう。
もしも被害にあってしまった場合は、慌てずに加入している保険会社などに連絡をしましょう。
【緊急連絡先】
警察:113 / ホーチミン警察:08-3920-0882
消防:114
救急:115
パスポートの紛失
海外では自分の身分を証明するものはパスポートいかありません。
よくあるのは、ポーチに財布と一緒に入れたままひったくりに盗まれた、落とした、パスポートを入れたバッグをどこかに忘れたなどです。
滞在先のホテルに預けることが多いと思いますが、場合によっては自分で持つこともあるので、十分気を付けなければなりません。
【対処方法】
できるだけパスポートは外に持ち出さないようにしたほうがいいです。
ホテルに預けておくか、客室のセーフティーボックスに保管が安心です。外出の際には最低でもコピーを持ち歩いていれば大丈夫です。
基本的にはパスポートが必要になることはありません。
もしも紛失してしまった場合は、日本総領事館に連絡、再発行の手続きをとることになります。
速やかに連絡するようにしましょう。もしもの為にコピーを持っておいた方がいいです。
クレジットカードをなくしたら
まずはカード会社に連絡して、海外で紛失の旨を伝えると同時に、利用を停止しましょう。
すべて電話窓口で対応してくれます。その後カードは利用できなくなりますし、仮に不正に使われたとしても支払いは免れます。
カード番号と有効期限は事前に控えておくとよいでしょう。
トラブルにあってしまった場合、一番大事なことは慌てないことです。
もしもトラブルに見舞われても落ち着いて、専門機関へ連絡しましょう。
滞在を楽しむためにも、注意して行動するよう心掛けてください。